新年を迎えるにあたって、綿入れ半纏を買いました。
新し綿入れって、やっぱり新年だよね!
と思うのは、子供の頃のおもいででしょうか。
子供時代、綿入れ半纏は祖母のお手製でした。
毎年お正月前に新しい綿入れ半纏がお正月飾り、お餅とともに届けられました。
いつだったか祖母に聞いたところ
「お正月を迎えるときには新しい着物をあつらえたからその習慣」
と教えてくれた覚えがあります。
毎年、
「この生地は...」
「今年の綿は...」
といろいろと教えてくれた覚えがあります。
いつだったか
「絹の綿が手に入った!」ととっても嬉しそうだったことが思い浮かびます。
なにがちがうのか尋ねたところ
「絹の綿は木綿の綿に比べて軽いしあったかいんだよ」と。
私れ半纏以外にも
新学期には、学校用の座布団、夏には浴衣と季節ごとに届けてくれました。
そしてその祖母のおかげでしょう、
子供時代から、お正月、お節句は新旧暦の二度ずつおいわいすると刷り込まれました。
お正月のお餅は二度届くし、柏餅などなども二度届きましたし...
年末の時期に体調も悪いせいでしょうか、
里心がついたというか、子供時代のことが思い浮かびます。
綿入れ半纏が誘発剤になったのかもしれませんね。