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ぽんず de 日記

長年にわたる海外生活を終えて日本に帰ってきたヒッキーおばさんの相変わらずのヒッキー日記

久しぶりにバイコフ...

中公文庫で出版されたバイコフの作品、
『偉大なる王』、『雌虎』、『樹海に生きる』、
が久しぶりに本棚に並びました。それも帯付き!!
とてもうれしいです。
今回は、楽天市場の「もったいない本舗」さんで購入しました。




小学生のころ、文学全集で『偉大なる王』を読んだのが最初です。
「王」のルビが「ワン」となっていたことが興味深かったことを思い出します。
その後、1989年に中公文庫で出版されたときにもちろん購入したのですが、
どこかのタイミングで手放してしまいました。
もちろん中公文庫の『雌虎』、『樹海に生きる』も同様です。

『偉大なる王』は、額に「王」、胸元に「大」の字があるボス虎が主人公です。
日本では満州虎とか朝鮮虎とかいわれた虎です。今はアムールトラというのでしょうか。
加藤清正の虎退治の虎もこの種の虎だったとおもわれます。
世界に虎は多々いますが、私の一推しは、この虎です(=^・^=)
今は、アムール虎というのが、一般的でしょうか。中国語では東北虎といいます。
その虎が生まれるまえから最後の眠りにつくまでのお話です。
...バンビのトラ版みたいですが(^▽^)
舞台は、1920年代のロシア沿海州あたりの森林地帯。
中国は清朝が倒れ、帝政ロシアも倒れ... でもまだ満州国がなかったころ...
私にとってはとても興味深い時代のおはなしで、何度繰り返し読んでいました。

帯に「シートンをしのぐ幻の名作」と書いてありますが、
動物もののお話が好きな方はぜひ読んでみてください。
新書では購入できないと思いますが、古本での購入は可能です。
それから、表紙絵、挿絵は、著者のバイコフ自身によるものです。
そちらも楽しんでほしいです。


~>゜)~<蛇足>~~
 それにしてもなぜに手放した!と思うこともありました。
 あのころ、中国のそれもお気に入りの分野の本以外は大処分しちゃったのです。
 そして今になって後悔して、再度入手しました。
 昔、お引越しが常だった友達が、
 「手放してもね結局また同じ本買うことになるのよ
  私なんてこのシリーズ、3回目!」
 と自虐的に話していたことを思い出しました。




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